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やっと、自分がどれだけ愚かだったのか思い知った。

結局、去年の今頃のアタシは
恋してる自分が素敵だと思っていた。
素晴らしいと思っていた。

だけどそれは、
只の独りよがりで、
あの子を
自分を
大切な人を
傷付けただけだった。

ふと、
それに気付き、
それをやめた。


何故ソレを
今更思うのか。


何も考えず
自分を棄てる人は
愚かだ。
そして、アタシにとっては
妬ましい。
羨ましい。

何も考えず
言葉を発する事も
愚かで、
悩ましい。



言葉の重さも知らず
ただ吐き捨てる人を見た。

その姿を客観的に見て
気付いた。

アレはあの頃のアタシだ。
知らないうちに
アタシを慕うものを
傷付けた。
あの頃のアタシ。
愚かだ。
本当に
汚い。

そして
それに気付かぬ相手。

咄嗟に謝りたくなった。





アタシは
自分を傷付けてでも
せねばならぬ事があった。
それは
義理ではなく、
責任だった。
総て棄てる覚悟で
アタシは
残った。

残らなければ
もっと楽かな?
今更
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やっぱりね、
色々あるわけです。
うん。

あんまり人に誇れない事がいっぱいあります。
オタク系とか、
リアルブラックとか、
二次元色とか、
集団生活嫌いとか、
他人をいじる性質とか。

特に
リアルブラックは気をつけてました。
ある程度までは許されますが、
ビジュアル系とか、ゴシックとかの
軽い所じゃないし。

それをそれなりでも受け入れてくれるのは
本当に嬉しい。
前回は否定というか、
「やめて」って言われた。
血に染まったら抜けない事を知らないとはいえ、
脱出は不可能なワケで。

あたしの思考回路は
その他大勢の普通という範囲から外れてしまった。
ソレを否定するは当たり前で、
あたしにとっては酷い事で。


だから疲れないのかな?
違う所はやっぱりある。
でも、否定も、
拒絶も、
蓋も
しないでくれた。

ありがと



ねぇ。


ねぇ。
先輩。
勝てないわ。


ねぇ、ありがと


 ぼくはこれを書く
 とても面白いから

 そのときぼくは困っていた。夏休みの国語の宿題を創作にするというところまでは決めた。

「ふう」
 ぼくの口から出たのは溜め息だったと記憶する。
―やっぱ読書感想文にすればよかったかな。
――その通り      
 誰かの声。そのときのぼくにもその声が誰のものかわかっていたはずだ。

――おまえは本を読むことが好きだし、そっちのほうが楽じゃねえか。
―他人の作品に文句はつけたくない。作品を最も理解できる人は書いた本人のはずだ。
――それじゃあおまえは自分が理解できる作品が書けるのか。
―わからない。独自の文章を書くなんて初めてだから。
――そうだろう。今までは読んでばっかりだったもんな。
―書いてみるっていうのも意外と面白いかもしれない。
――そんな簡単なものかねぇ
―難しいかもしれない。初めてのぼくにはわからない。
――おまえは甘いよ。難しいと決まっている。大体どんな話にするのさ
―まだ考えている。そうだな冒険者の話なんてどう
――ありきたりで、難しい。無理だな
―わからないだろ。
――主人公は?舞台は?
―今から考える

 そこでぼくは真っ白な紙にいろんなことを書いた。主人公の設定―冒険者らしい剣を持った格好―、舞台である街―、それらしい西洋風―、を文字とへたくそな絵で書いていった。そしてぼくは気がつく。
――やっぱり無理だろう。
―ぼくもそう思った。
――やけに素直だな
―これだと話が膨らみすぎて書き終わらない
 それはうそ。つまらないと思っただけだ。ぼくは誰に逆らうつもりだったのだろう。なぞだ。

―ほかの話だな
――まだ考えるのかい
―ああ。例えば学校の話。そうだな部活とか
――それもまたありきたりだな
―結構面白いと思うけどな。そうだな、たとえば・・・吹奏楽

 そこでまたぼくは新しい紙に書き始める。主人公は男、担当楽器は・・・
―やめた
――もうかい。早かったじゃないか
―あまり期待できない。ぼくの書ける内容じゃない
――そうかい。次はなんにするのだ
―とめないのか?
――もう無駄だと思って。止めてほしかったのか?
―驚いただけ。
――そうか。性懲りもなく考えるのだろう、次を
―その通りだ。じゃあ、魔法使いの話
――ほう
―否定もしないのだね。そうだな、内容は女の子がおばあちゃんの実家で不思議な女の人に会うんだ

 三枚目の白かった紙にもたくさんの書きつけ。女の子が魔法使いになり箒で空を飛び、人を助ける話になっている
――それも良いが童話なんかどうだ。書きやすいのじゃないか
―そうかな。どんな話
――



――やめとけ
―そのほうが良いかもしれない
――だろう
―でも、もう話はできた
――どんなさ
―これをそのまま書けば良い
――なんだと、やめとけおもしろくもない
―他人には面白くないだろう。ぼくは楽しい
――いいかもしれないな
―君が賛成してくれるならきっと良いよ。
――なぜ
―君はぼくの思っていることを言ってくれる。君はぼくの心情なのだから
――わかっていたよ。ぼくと君はもともとひとつ。ひとりが考えたことを
―もうひとりが正し、また新しいことを考え前へと進む
―――ぼくは君で君はぼく。裏と表、切ったらまた生まれる―――

 面白いだろう
 だからぼくはこれを書いた
 今ももう一人のぼくが言っているよ
 ――読んでくれてありがとよ
 じゃあね

1
それは決められた道
必然の道
通る事を義務づけられた道
でも
わたしは思うように生きられる
好きな道を進める

わたしの道を決めるのが
運命だとするならば
わたしの通る道が全て
運命ならば
きっと
運命っていうものは今決められるのだ

今はまだ
1年後も
一ヶ月後も
1日後も
一時間後も
1秒後も
何も
決まってないのだ


通った道を振り返って
その道を見つめて

わたしはその道の事を
運命と呼んだのだ



運命の出会いとか、そういうものは何も信じていない。くだらないものとして一掃する性質だ。
そんなもんに振り回される気はねぇ、それが俺の考え方だ。
似たような理由で宗教も信じない。
こういうことを言ってると科学で証明できない事以外は信じない奴なのかと思われるときもある。
だがそれは間違いだ。
科学で証明できないもので信じてるものもある。
人が俗に『ユウレイ』と呼ぶ奴だ。

「帰ってきたのか・・・」
いまいち実感はわかない。
ここは俺が小さいころ去った街である。
1人で住むならここに住もうとずっと決めていた。
あのころあったどぶ川は見当たらない。住んでいた新品のマンションはぼろくなっている。
小学校に上がる前まで住んでいたあの街に俺は戻ってきた。
あのころの不思議な思い出とともに。

おかしな話だが俺は幽霊を見ることができ話すことができる。
幽霊友達も何人かいる。
この街にもいた。
二十ちょいのお兄さんでなーんか調子のイイヤツだった。
小さい俺に付きまとっていて何処に行くのにもそいつがいた。別に害は無かった。
でも、引越しの際にはついてこなかった。
なんか難しいとこを言っていたのだけは覚えている。小さかったから理解できてなかった。
なんだったのか今でもおもいだせねぇ。
それが知りたいし、この街が好きだしそれで戻ってきたのだ。
俺は自分のアパートに向かって歩く。
昔住んでたみたいなマンションにゃ今の俺じゃ住めるわけが無い。町外れのボロアパートの一室だ。しかも幽霊が出るとかなんとかで格安。
すこぶる俺向きの部屋ではないか。アイツの居場所を探れるかも知れねえし、案外調子の良い漫画みたいにアイツが出るのかも知れねぇし。

住む人がいなかったその部屋に入ったことで、大家さんからはかなり良い扱いを受けた。
部屋を見渡す。ほとんど何も無い部屋。俺の新生活だ。
さあ、チャっチャと幽霊さんとの対面を済ますか。
俺は鞄から本を取り出す。
・・・
すぐよってくるし・・・
本を開けたまま俺は右隣の幽霊に視線を合わす。
なんと言うか・・・デキレースだ。
「久しぶりだな、センジ」
「あの小さかった子がこんなに大きくなっちゃって・・・」
あいつは覚えのあるニヤリ顔を俺に向けていた。

「漫画のような運命の出会いだよね」
ケタケタと笑いながらあいつは言った。
「幽霊が出るってアパートを借りたらおまえが出るんだもんな」
「ホントに大きくなっちゃって・・・」
「もうそれはもう良いって」
談笑、幽霊と。変な話だ。だがこれが俺の真実。
「そう、ところでさ」
あの気になっていた事を俺は切り出す。
「あの最後の日、おまえ何言ってたんだ?」
覚えてない事に怒るような奴ではない。記憶力が悪いとか言って馬鹿にされるだけだ。
「何それ、冗談きついよ~」
「いや、まじで」
へらへらといつものアイツだったのが意外そうな顔をする。
「ホントに覚えてないの?」
俺は頷く。
「それでも、戻ってきたんだ・・・」
「なんて言ったのかが聞きたくてさ」
「そっか・・・それはな」
真剣に俺はあいつを見つめる。アイツはニヤリと笑う。
「秘密だ」
「はあ?!」

あいつは楽しそうに「自分で思い出せ」といった。おまえと違って俺はとりあえず大学生で時間が余ってるわけじゃねぇぞ・・・。
大学が終わってからあのころ住んでいたマンションの近くを通る。
思い出せない。
もう十五年以上考えて思い出せなかったのだ。思い出せるとは思わなかった。
「もう大学終わったの?」
「おまえまたうろついてんだな・・・」
あのへらっとわらうあいつの顔がそこにあった。
「・・思い出した?」
「ぜんぜん」
あいつは人が困っているの見るのが趣味に含まれていたっけ。

「だー。もう一週間も立つじゃねえか」
「ホントにいつになったらおもいだすのかねぇ?」

「3週間目突入だね」
「う~」

土日は大半二人で過ごしている。しゃべる分だけ昔の事を思い出す。あの事以外だが。
そして今日、四回目の土曜日。
「熱があるね。身体弱いの?」
「昔はそうでもなかった」
「ニ十数歳の昔なんてたかが知れてるよね」
「悪いが俺は人並みの感覚なんで・・・」
風邪を引いたのは久しぶりだった。
「いつも思うんだ。近くの人が病気になるのは俺が幽霊だからじゃないかって」
「何言ってんだおまえは。そんなん証拠の無い話だろ」
少し翳った笑顔があった。
あの時と同じ顔だ。さびしそうな、かげりのある顔。思いでの彼が口を開く。
『そうだよな。友達でいれるよな』
そうだよ。一緒にいよう。
『もしも――――』
「おーい」
あいつのヘらっとした顔があった。
「大丈夫?」
おそらくかなり嫌そうな顔をしてみせたのだろう。あいつはおずおずと手をひいた。

「寝ていたのか」
おそらくのどの渇きで起きたのだと思う。
「センジ・・・?」
いない?気配と言うか感触と言うかがない。
嫌な予感がする。
あのときみたいに離れ離れになるのだろうか?
「いや・・だ」
俺は動かない身体を無理矢理動かす。
走りたいが走れそうに無い。身体がだるい。
意識は朦朧とする。一体俺は何処に向かっているのだろう?
足が勝手に動いている気がする。何も動いていない気もする。
只気がついたらあのぼろくなっているマンションの前だった。
夜中。二人しかいない。
あいつと俺と。
「あの時もこうだったよな」
最後の夜に俺はここに立った。
「『いっしょにいこうよ』」
あいつが降りかえる。あの時と一緒。
「『無理さ。俺は幽霊でしかなから』」
「『なんでだよ。うまく行かない証拠なんか無いよ』」
「『そうかな?そうだよな。友達でいれるよな』」
「『そうだよ。一緒にいよう。』」
「『・・・もしもそうだとしても』」
俺がさえぎる。
「『俺は行かない。おまえが戻ってきてくれるのを待っているよ。』」
あいつは驚いた顔をする。そして続きを続ける。
「『そして戻ってきてくれたのなら、それからあとはずっと一緒にいよう』」
あいつはニヤリと笑った。俺は笑い返した。
「これからは」
「ずっと一緒だ」
手も握れない、肩もたたけない実体の無い彼。
俺が戻ってきたのは、今振り返ると運命でしかないのだろう。

 

1
嗚呼、

好きってこういう事か…


あたしに不釣り合いなほど凄い人なのに、

手放そうなんて、考えない。



その体温があたしに移る。

心地良さを感じながら、

あたしは眼を閉じた。



なんだろう。

空気でも、

布団でも、

絶対に感じれない温かさ。



時間が迫ることも忘れ、

あたしの躯は

温かく

つつまれていた。
やさしい貴方。


あたしは貴方を傷つけた。

なのに

ねえ

どうして未だにやさしいの?





こんな

何もない女。

貴方を思う事さえ許してはならない女。

それでも貴方は

あたしを許してくれるの?





やっぱりね。

勝てるわけがなかったんだわ。

いつでも

おかしくて

かっこよかった貴方に

勝てるわけないもの。





あたしは

幸せモノです。

貴方がいて

あたしの隣に

貴方が座っていて

熱過ぎず

ぬるくもない

飽きの来ない暖かさ。



勝てるわけがない。





ねえ

ねえ先輩。

あたし、

貴方の後輩でよかった。

本当に

よかった。





ねえ

先輩。









ありがとう。
先輩。
ねぇ先輩。



あたし、今さらだけど気付いたの。

あたしは貴方が好きです。

だけど、

言わないよ。





あの時の事

あたし、後悔してるの。



今も一人で電車に乗って

いつも先輩と乗った駅を通ると思うの。

いつも先輩が降りた駅を通ると思うの。

「一緒にいたかった」って。





あたし自分に嘘をついた。

このあたしが、よ?

気が付いて愕然とした。



そしてあたしは3人ものヒトを傷つけた。



ごめんなさいって言っても

許して貰えないよ。





あんなことがあっても一つも態度を変えなかった、先輩。

あたしを車に乗せてくれた、先輩。



大好きだよ。







好きでいてって言えない。

あたしが悪いから。

でもね

願わくば。



先輩、あたしと知り合いでいて下さい。

先輩、また遊びに行きましょう。



先輩、あたしの先輩でいて下さい。






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